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 仏ルノーのカルロス・ゴーン前会長が2016年にパリ郊外のベルサイユ宮殿で開いた結婚式をめぐり、仏検察は19日、予備捜査を終えたことを明らかにした。AFP通信が報じた。挙式には同社の金が使われており、今後は予審判事が捜査を担って起訴するかを判断する。

 ゴーン前会長は昨年末からレバノンに逃亡しているが、仏では被告が欠席しても裁判を開くことができる。ゴーン氏は「(宮殿の改修費用の一部をルノーが負担した見返りとして)城館の一部を祝い事に使っていいと言われていた」としている。

 ルノーの社内調査によると、ゴーン前会長は16年10月、宮殿敷地内の城館「グラン・トリアノン」を結婚式会場として借り切るため、会社の金5万ユーロ(約600万円)を私的に流用。会社の財産を乱用した疑いで仏検察が19年3月から捜査していた。(パリ=疋田多揚)