北朝鮮の新型肺炎「正確に把握できない」 亡命の元公使

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ソウル=鈴木拓也
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 韓国に亡命した北朝鮮の太永浩(テヨンホ)元駐英公使が19日、ソウルの外国人特派員協会で記者会見し、新型コロナウイルスの北朝鮮国内の状況について「世界保健機関(WHO)は正確に把握できていない」との見方を示した。

 北朝鮮は、国外からの観光を全面禁止するなどの措置を実施。北朝鮮メディアは、国内で感染は確認されていないと報じている。

 平壌にはWHOの事務所があるが、太氏は最近の情報として「WHOの職員は移動を制限され、政権からの一方的な情報しかない。感染者がいるのか、正確に把握できていない」と指摘。そのうえで、「医療システムが十分に構築されていない。(感染を)検査できる正確な方法はないと思う」と懸念を示した。

 太氏によると、平壌駐在の各…

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