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 英国内務省は19日、欧州連合(EU)からの離脱に応じた移民政策を発表した。入国の可否判断にポイント制を導入。非熟練工を排除するなどの強硬策で、移民に厳しい世論に応えたとみられる。

 英内務省の声明によると、英国で働こうとする外国人を▽必要レベルの英語が話せる=10点▽年収2万5600ポンド(約370万円)以上=20点▽仕事に関係する博士号保有=10点、などの点数で判断。70点に達した人を入国対象とする。留学生の受け入れにもポイント制を適用する。来年からの実施を見込む。

 これまでEUが認めてきた人の自由移動は終了させると宣言。「EU出身かどうかを問わず、平等に扱う」とも定めた。非熟練労働者や季節労働者は原則的に認めない方針。一方、経済界や労組からは、深刻な労働力不足につながる懸念が出された。

 英国では、ポーランドなどからの移民に対する反発が、EU離脱への支持につながったといわれている。ジョンソン政権与党の保守党は、こうした層を支持者として取り込んで、昨年の総選挙で勝利を収めた。(ロンドン=国末憲人)