拡大する写真・図版「広島電鉄650形」のトミカ(手前)。窓越しに現役で走り続ける実物が見える=広島市中区、上田幸一撮影

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 子どもに愛され続け、今年で発売50周年を迎えるミニカー「トミカ」。1千種類を超えるシリーズの中で、製品化された唯一の国内の路面電車が広島電鉄650形だ。通称「被爆電車」。発売から1年以上たつが、人気は衰えていない。

 トミカの「広島電鉄650形」は、クリーム色と深緑色のツートーンの車体を162分の1の大きさで再現したものだ。車体に記された「651」は1945年夏、広島への原爆投下時に爆心地の南約700メートルを走っていた車両の番号。爆風に飛ばされ黒こげになったが、修理を重ね、今も朝のラッシュ時に街を走る。

 「トミカのジオラマは道路がメイン。だけど路面電車なら街の中に落とし込めて、トミカの世界観に違和感なく入り込める」

 製造元のタカラトミー(東京都)で開発に携わって14年となる山之内宏行さん(51)は、誕生の経緯をこう語る。過去にサンフランシスコのケーブルカーを発売したことはあるが、国内の路面電車は初めて。富山や高知、長崎でも路面電車が走る中、なぜ広島なのか。

拡大する写真・図版「広島電鉄650形」のトミカと、企画を担当したタカラトミーの山之内宏行さん=東京都葛飾区、宮崎園子撮影

 「広電(広島電鉄)は日本で一…

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