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 2018年12月、運送会社に勤める男性(当時42)が自ら命を絶ちました。直前1カ月の時間外労働は203時間にのぼったといい、遺族はそんな過酷な勤務がうつ病を発症させ、男性を追い詰めたと訴えています。運輸業界の人手不足とも、無縁ではなさそうです。(吉田貴司)

拡大する写真・図版亡くなった運転手男性とのLINEのやりとりを振り返る妻=埼玉県

職場への電話、携帯に転送

 男性の妻によると、男性はもともと大型トラックの運転手だった。食料品などを運ぶ運送会社から誘われ、14年に入社した。埼玉県の新しい物流センターが立ち上がるタイミングだった。運行管理者の資格を持っていたため、運転手の差配や冷凍倉庫の在庫管理に責任をもつセンター長をまかされた。

 昼は取引先とのやり取りに追われ、夜も運転手たちからの連絡が飛び込んでくる。もともと数人で分担していた事務作業も、根が真面目で仕事ができたからか、ひとりでこなす量が増えていった。午前7時から午後11時まで働くのが日常になった。職場に人がいないと電話が男性の携帯電話に転送されるため、深夜の呼び出しも珍しくなかった。

 妻は時折、声をかけた。

 「生きてさえいれば、なんとかなる。仕事がきつければやめちゃいな」

 そんなとき男性は「もうちょっ…

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