拡大する写真・図版元宙組娘役の貴柳みどり=2020年1月、兵庫県宝塚市の宝塚ホテル、滝沢美穂子撮影

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 宝塚歌劇団の星、花、宙(そら)組で娘役として活躍し、宙組副組長も務めた貴柳(たかやぎ)みどりさん。退団後は、東京宝塚劇場の向かいにオープンした「レム日比谷」の支配人に就き、その後も阪急阪神グループのホテルに携わっています。

すみれForever:11

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宝塚歌劇団OGのみなさんが、次の人を指名しながらリレー形式で登場するインタビュー企画。今回は、元花組娘役の花野じゅりあさんから、貴柳さんへ

 ――1985年に入団して、三つの組で20年にわたり娘役として活躍しました

 入団した当時の星組は、誰がトップ娘役になってもおかしくないというほど、輝くばかりの娘役さんたちがひしめきあっていた時代。その美しき戦いを見ながら、育ちました。男役さんの隣に立った時に、髪飾りがあわないとなると、その場ですぐに作り替える。徹夜してでも次の日までに作り替える。これが宝塚の美だと。

 技術はもちろん、見た目の美しさも娘役の絶対の要素です。そこから花組へ異動し、星の良いところを根付かせたい、と思いました。お稽古場から衣装やメイクもなるべく役のイメージに近づける。それを花組の娘役さんたちが継承してくれているのだと思います。

 ――宙組で副組長を務めた後、2005年に退団しました

拡大する写真・図版元宙組副組長で娘役の貴柳みどり=2020年1月、兵庫県宝塚市、滝沢美穂子撮影

 自分の美学、年齢的なことも考えると、終わりは自分なりに見えていました。満足できる役がきたら辞めよう、と思っていたところで、柴田侑宏先生の「白昼の稲妻」が決まりました。これまで、六条御息所、アル中の女、妖怪と、いわゆる色物の役が多かったのですが、普通の大人の女性の役をあてがきでいただいた。これで、と思いました。退団公演は「ホテル・ステラマリス」「レビュー伝説」です。

 退団後は、体が動くうちにと、すぐに日舞(花柳流)の師範をとりました。舞踊家のはしくれとして、振り付けや指導にかかわれればと思っていました。

 ――それが退団から2年後、ホテル「レム日比谷」の支配人に就きます

 ホテルのお話を初め聞いた時は、意味がわからなかったですよ。全く畑は違いますし、パソコンも英語も何のスキルもないですし。

 「開業の時、半年間だけでもい…

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