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 日本での新型肺炎の感染者増加を見て、ロンドン市長選に立候補を表明している新顔が「東京で五輪が開けなくなったら(2012年に開催した)ロンドンが引き受ける」との考えを示した。国際オリンピック委員会(IOC)は東京五輪への影響を否定しているが、現職市長側も代替地となる姿勢を見せている。

 無料紙「シティーAM」が18日伝えた。同紙によると、5月にあるロンドン市長選に国政与党・保守党の公認候補として臨む現市議会議員のショウン・ベイリー氏が「コロナウイルスの広がりに伴う混乱を目にすると、必要なら五輪を引き受ける用意がロンドンにはあると、IOCに訴えたい」と主張。「ロンドンにはインフラも経験もある」と訴えた。

 これに対し、再選を目指す国政野党・労働党出身のサディク・カーン市長の広報官も「素晴らしい東京五輪に向けてみんな仕事をしている」と述べたうえで、「可能性は低いが、万が一の場合にはマウンドに上がるよう全力を尽くす」と応じたという。

 IOCのジョン・コーツ調整委員長は14日、東京都内であった大会組織委員会との会合後の記者会見で東京五輪への影響に触れ「中止や延期の必要はないとWHO(世界保健機関)から言われている」と述べていた。(ロンドン=国末憲人)