拡大する写真・図版選挙集会で演説するブルームバーグ氏=2020年2月15日、リッチモンド、鵜飼啓撮影

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 11月の米大統領選に向けた民主党の候補者選びで、マイケル・ブルームバーグ前ニューヨーク市長(78)の存在感が増している。序盤の党員集会・予備選を無視しつつ、巨額の資産を活用して大量の広告を展開してきた結果、次第に支持率が上昇してきた。常識破りの選挙戦に勝算はあるのか。

 「ドナルド・トランプ(米大統領)は世界最大のガキ大将だ。礼儀正しさや品位、誠実さを持ち合わせていない」。バージニア州リッチモンドで15日に開いた集会で、ブルームバーグ氏がこう語ると、参加者が大きくわいた。

 ブルームバーグ氏は、金融情報の配信会社を起こし、米フォーブス誌によると640億ドル(約7兆円)と世界12位の資産を一代で築いた。2002~13年にニューヨーク市長を務めた実績もある。親から事業を引き継ぎ、政治経験もなかったトランプ氏と「正反対」を訴える。

拡大する写真・図版19日にラスベガスであった民主党の候補者討論会では、ブルームバーグ氏(左端)が初めて登壇した=ロイター

 リッチモンドに住むショーン・ミーさん(63)は「彼ならトランプとやり合える。ビジネスや行政の経験が豊富で、この国に何が必要か理解している」と評価する。隣のメリーランド州から車で2時間半かけて駆けつけたアフリカ系の牧師マーク・ホランドさん(54)は「一番大事なのはトランプに勝てるかどうかということ。それを確かめに来た」と話した。

大事な初戦は「パス」

 ブルームバーグ氏の立候補表明は昨年11月。他の候補より半年以上遅く、既に予備選の立候補手続きを締め切っていた州もあった。その事情もあり、他の候補がアイオワやニューハンプシャーなど、他州に先駆けて予備選などを行う州で集中的に選挙活動を行うのをよそ目に、独自の選挙戦を行っている。力を入れるのは、市長としての実績やオバマ前大統領との親交などを訴え、トランプ氏を批判する広告。米メディアによると、自己資金から既に4億ドル余りを広告に投じた。

 狙っているのは、全米人口最大…

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