[PR]

 東京都新島村の酒造会社と千葉県南房総市のイチゴ生産者がタッグを組んだイチゴ「東京愛らんどベリー」が売り出されている。昨年秋の台風15号で大きな被害を受けた被災地同士で、地域の資源を活用した特産品だ。

 伊豆諸島・小笠原諸島の地域活性プロジェクト「東京愛らんど」の一環。企画は昨年夏に始まり、両市村を襲った台風の被害を乗り越えて実現した。

 新島の島焼酎を醸造する際に出る酒かすから抽出した酒かす液を、南房総市で栽培するイチゴの葉に散布する。液にはアミノ酸が豊富で、より元気でおいしいイチゴができるという。新島村の新島酒(しんしまざけ)蒸留所の宮原淳さん(55)は「焼酎の製造過程で大量に出る酒かすの活用法を10年ほど前から模索してきた。役に立ててうれしい」と語る。

 22日まで新宿駅近くのJA東京アグリパークで販売中で、22~24日は新宿タカシマヤ2階のJR口特設会場にある「産地直送バスあいのりマルシェ」にも並ぶ予定だ。今後はイチゴをシロップにして製品化したものを、新島の焼酎と炭酸で割りカクテルにする楽しみ方でも広めたいという。(伊藤恵里奈)