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 冬休みが明けても、一時保護が解除された栗原心愛(みあ)さん(死亡当時10)は登校しなかった。

 父親の勇一郎被告(42)=傷害致死罪などで起訴=は、千葉県野田市に虐待の疑いを通告した市立山崎小学校の対応に不信感を持ち、市教育委員会を含めた話し合いをしたいと要望した。

拡大する写真・図版栗原心愛さん

 2018年1月12日午後6時、勇一郎被告は母親(33)=傷害幇助(ほうじょ)罪で執行猶予つき有罪判決が確定=とともに学校にやって来た。

 校長室で対応したのは校長と教頭、教務主任、担任教諭、市教委の担当者2人の計6人。市児童家庭課には「一時保護の対応で父親との関係が良好ではない」、県柏児童相談所にも「日程が合わない」として、いずれも同席を断られた。事前の協議もできず、虐待が疑われる親への対応に不慣れな顔ぶれで臨んだ。

 「自分は以前、県直轄の仕事をしていた。今回の経過は公的な動きとして疑問があり、質問をしたい。うそのないよう答えてほしい」。勇一郎被告はそう切り出し、質問を書いた紙を手にしてボイスレコーダーを机の上に置いた。

 心愛さんが昨年1月に虐待死したとされる事件で、傷害致死などの罪に問われた父親、勇一郎被告の裁判員裁判が21日、千葉地裁で始まった。勇気を出して父親からの暴力を訴えたにもかかわらず、亡くなった心愛さん。県柏児童相談所や野田市、市教育委員会、学校がなぜミスを重ね、幼い命を守れなかったのかを、県や市への取材、裁判の証言などをもとに探る。

 「通告は誰の判断なのか」「子…

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