拡大する写真・図版感謝状を受け取る加治秀之さん(右)と勝山尚徳さん=2020年2月21日午前9時20分、群馬県警沼田署、山崎輝史撮影

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 谷川岳で遭難した男子中学生(15)を救助したとして、群馬県警沼田署は21日、プロスノーボーダーの加治秀之さん(44)=埼玉県富士見市=と勝山尚徳さん(37)=前橋市=に感謝状を贈った。中学生は無事で「ハッピーエンドで良かった」と話していた。

 県警によると、中学生は群馬県みなかみ町の谷川岳天神平スキー場のコース外で11日午前、スノボをしていて行方不明になった。雪に穴を掘って一夜を過ごし、12日昼に見つかった。

 谷川岳を中心に活動する加治さんと勝山さんは「師弟関係」。12日はスノボ映像を撮る予定だったが、「愛する谷川岳の仲間を助けたい」と、早朝から捜索を始めた。

 リフトから見えたわずかな滑走の痕跡をたどった。途中から足跡になり、「絶対生きてる」。やがて遠くに人影を発見した。「大盛りのカレーが食べたい」と元気そうだったという。

 加治さんは「たくさんの仲間や警察との協力で見つけることができた」。勝山さんは「僕らでも遭難する可能性がある。準備や正しい知識が大切」と話していた。(山崎輝史)