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 埼玉県は21日、中国・武漢市から日本政府のチャーター機第2便で1月30日に帰国した県内居住の未就学の男児が新型コロナウイルスに感染したと明らかにした。男児の父親は今月10日に感染が判明しており、男児は経過観察中だった。県によると、未就学児への感染が判明したのは全国で初めてという。男児は幼稚園や保育園には通っていないという。

 男児と父親はともに第2便で帰国。父親は帰国時の検査では陰性で、許可を得て今月1日に自宅に戻ったが、8日になって39・5度の熱が出たため再検査したところ陽性だった。

 県は男児ら家族を濃厚接触者として、父親の発症後は経過を観察していた。男児は10日以降、ときどきせきが出るとともに37度台前半の熱が出ていた。20日夕に37・6度を記録したため、県内の医療機関を受診、21日に検査で陽性とわかった。

 県は潜伏期間から、男児は武漢で感染したのではなく、父親から感染したとみている。埼玉県内では初めての人から人への感染例とみられるという。県は父親、男児とも住んでいる自治体名は明らかにしていない。