拡大する写真・図版19日に本社で開かれたトヨタ自動車の第1回の労使協議の様子。前回19年(上)は労使が向き合ったが、今回は「三角形」の配席(左から3番目が豊田章男社長)=トヨタ自動車のサイト「トヨタイムズ」から

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 トヨタ自動車の2020年春闘交渉が始まった。労働組合側と経営側がひざ詰めで向き合う労使協議は、経営側を「トップ級」と「管理職級」の二手にわけた「労使使」の配席という異例の幕開けとなった。異変はこれだけではない。電動化など自動車業界が変革期を迎えるなか、春闘を牽引(けんいん)してきたトヨタ労使で何が起きているのか。

 トヨタ労使の春闘協議は例年2~3月、計4回開催される。毎回、豊田章男社長をはじめとする経営幹部やトヨタ労組(組合員約6万9千人)の代表者ら200人以上が参加し、賃上げや待遇改善などを組合側の要求をもとに議論を重ね、最終的に経営側が回答を出す。昨年までは、労使双方のトップである労組委員長と社長が向き合う席の配置だった。

拡大する写真・図版トヨタ自動車本社=愛知県豊田市トヨタ町

 しかし、19日に愛知県豊田市の本社で開かれた今年最初の協議の席の配置は、三角形。本来は経営側の一員として社長の後ろに座る非組合員の幹部たちが、新たに設けられた前方の席に移ったためだ。組合側の席は一つだが、経営側は、社長と副社長らトップ級が座る席、課長以上の中間管理職ら幹部が座る席の二つに分かれた。このため「労働組合員の前で経営側の幹部同士が議論する」という異例の「労使使」協議になっている。

 この配席を提案したのは、経営…

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