惜別 梅宮辰夫さん

 ちょっと怖いヤクザや不良の映画でも、独特の愛嬌(あいきょう)は間口を広げていた。バラエティーの世界でもその個性は浸透し、お茶の間に広く親しまれた。

 日本大在学中に役者を志す。「女にモテて、いい車に乗って、いい酒が飲めて、海が見える場所に家を建てたい」。役者の道に進んだ理由について、周囲に再三そう語っていた。

 1958年、東映の第5期ニューフェイスに選ばれると、すぐに人気に火が付いた。代表作となる不良番長シリーズなど14の作品で梅宮さんを起用した監督の内藤誠さん(83)は、ひと目見てそのオーラにほれ込んだ。「あの体格と甘いマスク、そして独特の雰囲気。ワンシーン出るだけで全部持って行ってしまう、天性の華があった」

 「仁義なき戦い」シリーズなどで人気絶頂だった30代半ばに、精巣がんの診断を受ける。肺に転移し、余命半年と告げられた。だが、抗がん剤治療で奇跡的に命をつないだ。90年代以降は、こわもてとおちゃめさとのギャップが受け、「いじられキャラ」としてバラエティー番組に引っ張りだこになった。

 長女のアンナさん(47)は父…

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