天皇陛下が60歳の誕生日を迎えた23日、皇居・宮殿で祝賀行事が開かれた。即位後初の天皇誕生日。一般参賀は、新型コロナウイルスの感染拡大の防止のために中止となった。

 宮殿・豊明殿で開かれた「宴会の儀」には、安倍晋三首相ら三権の長や、国会議員ら約450人が出席。陛下は「皆さんと祝宴を共にすることを誠にうれしく思います。この機会に、国民の幸せと国の発展を願い、あわせて皆さんの健勝を祈ります」と話した。

 127の国と地域の大使ら約190人が出席した「茶会の儀」は宮殿・春秋の間で催された。これらの儀式には皇后雅子さまや秋篠宮ご夫妻を始めとする皇族方も参列した。

 宮内庁によると、陛下は昨年5月の即位以降、国事行為として、92人の認証官任命式や30人の新任外国大使の信任状奉呈式のほか、内閣から届く790件の書類に署名、押印した。静養を除く地方訪問は9件だった。(長谷文、中田絢子