拡大する写真・図版会見するポン・ジュノ監督(右)と主演のソン・ガンホさん=2020年2月23日午後5時43分、東京都千代田区の日本記者クラブ、山本裕之撮影

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 第92回アカデミー賞の作品賞を獲得した韓国映画「パラサイト 半地下の家族」のポン・ジュノ監督(50)と、主演のソン・ガンホさん(53)が23日、東京都千代田区の日本記者クラブで会見した。2人との主なやり取りは次の通り。

 ――(司会)まずお二人に一言ずつ。

 ポン・ジュノ監督 日曜日ですが大勢の人に来ていただきありがとうございます。(カンヌ映画祭からアカデミー賞まで)喜ばしいことではありますが、賞を目標に映画を作ってきたわけではありません。賞に先立ち、韓国だけでなく多くの国の観客の皆さん、フランスやドイツやアメリカ、そして日本まで1年がかりでずっと公開が続いていて、どの国でも観客が熱く反応して下さったことが何よりもうれしく思っています。

 北米でも昨年10月に公開されましたが、1月にオスカーのノミネートの発表がある前に、アメリカでの外国映画の興行収入で歴代10位の中に入るという状況。先にアメリカの観客が熱く反応してくれて、それでアカデミー賞で結果を得られたのではないか、そのことがより意義があるんじゃないかと思っています。

拡大する写真・図版『パラサイト 半地下の家族』(C)2019 CJ ENM CORPORATION, BARUNSON E&A ALL RIGHTS RESERVED

 日本でも1月頭に「パラサイト」が公開されていますが、観客のみなさんが熱く良い反応をして下さり、その後にオスカーの受賞という結果になった。まずは劇場で熱く反応してくれた日本の観客に感謝をお伝えしたい。

 ソン・ガンホさん (日本語で)ソン・ガンホです。

 今回の作品で東京に来るのは2回目です。とてもうれしく思っています。この映画が日本の観客のみなさんにも歓迎され、とても興味深い映画として見ていただけたようで、とてもうれしく思っています。

 2000年代初めごろ、韓国の映画が日本でも多く紹介されていました。その後は日本と韓国の映画の交流が残念なことに少なくなってしまったように思います。近い国にもかかわらず、以前のような活発な交流が少なくなってしまった時期がありました。

 今回の作品をきっかけに、韓国と日本それぞれの素晴らしい作品に、人々が徐々に関心を寄せているのではないかと思います。こうやってお互いの国の作品に関心を持ち、またお互いに声援を送りあえるような状態が戻ってきてほしいと思います。

拡大する写真・図版会見するポン・ジュノ監督(右)と主演のソン・ガンホさん=2020年2月23日午後5時26分、東京都千代田区の日本記者クラブ、山本裕之撮影

 ――何がここまで多くの観客にアピールしたのでしょうか。

 ポン監督 正直なぜここまで受…

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