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 エスパー米国防長官は24日、新型コロナウイルスの感染拡大を受けて、3月上旬にも始める予定だった米韓合同軍事演習の規模縮小を検討していることを明らかにした。国防総省での、韓国の鄭景斗(チョンギョンドゥ)・国防相との共同記者会見で語った。

 韓国政府は25日、新型コロナウイルスの国内感染者が計893人になったと発表。死者は8人に上る。韓国軍内でも13人の感染者が確認されており、鄭氏は「深刻に考えている」と述べた。一方、米韓は昨年の春や夏に行われた合同演習も、北朝鮮の核問題をめぐる米朝協議再開に向けた環境を整えることなどを念頭に、規模を縮小している。

 またエスパー氏は、在韓米軍駐留経費をめぐり、「防衛費の負担を米国の納税者に不釣り合いに負わせるべきではない。韓国はより貢献すべきだ」と負担増を要求した。鄭氏は、米韓双方が妥結できる内容にするための交渉が必要だとの認識を示した。韓国に負担の大幅増を求める米国と反発する韓国の協議は昨年中に決着せず、越年した。(ワシントン=渡辺丘)