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震災9年・家族の物語(中)

 大津波に襲われてから12日後の2011年3月23日。岩手県陸前高田市の市職員村上知幸の母幸子(こうこ)(当時62)の遺体が見つかった。だが、母が保育所に迎えに行った次男祐太(当時6)はいつまでたっても見つからなかった。

 40歳だった知幸は市の広報担当となり、連日報道対応に追われた。だが、目を閉じると、間近で見た真っ黒な大波が浮かび、巻き込まれる祐太の姿が勝手に頭の中に現れてしまう。ひとりになると涙が出た。

 妻と長男と3人で身を寄せた妻の実家から午前6時に出勤、帰るのは毎日深夜だった。疲れているのに、酒をあおらないと眠りにつけなかった。

 二つ下の妻、真奈美の落ち込み…

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