拡大する写真・図版陶都スパークスの練習を見守る指導者(左)と保護者=岐阜県多治見市の陶都中学校

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 2月上旬の平日夜、岐阜県多治見市の市立陶都中学校の体育館で、保護者が中学生のバスケットボールの練習を見守っていた。部活動ではなく、保護者が運営するクラブ「陶都スパークス」。同校の部活動が昨年10月から月に1回になった一方、クラブは週5日で、遅い日は午後9時まで練習している。

 市教委によると、市立中学では全員が部活に加入しなければならない。担当者は、「部活は、人間関係を学ぶ貴重な機会。教育活動の一環として行っているため、全員加入にしている」と説明する。

 市教委によると、市立中学校の部活は下校時間の午後4時45分まで。午後5時以降と、休日の活動は、保護者が運営する自由加入のジュニアクラブにゆだねられる。市立中8校で計112の部、計89のクラブがあり、生徒の約半数が両方に入っている。

 市教委の担当者は、「もっと活動したいというニーズに応え、クラブをつくった」と説明する。保護者から専門的な指導を求める声もあったという。

拡大する写真・図版放課後の練習を見守る指導者(左)と保護者=岐阜県多治見市の陶都中学校

 設立20年目を迎える陶都スパークスの指導者は5人いる。中心を担う同中バスケ部顧問の長谷川博一教諭(34)は、月に数日は他の指導者に任せる。「保護者、生徒、学校、外部の指導者の4者が協力すれば、負担は減る」と話す。

 保護者は、日替わりで当番を務めている。1年男子の母、桜田満里江さん(37)は、フルタイムの仕事を持ち、ほかに小学5年の長女と2歳の次男がいる。クラブには毎月の当番に加え、夜は車での迎えもある。当初は入部に反対したが、「やりたい」という本人の思いをくんだ。「こんなに練習があるとは思わなかった」と苦笑しつつ、「本人が楽しいと言うから、本当に良かった。いろいろなことを身につけてほしい」と願う。

「本末転倒では」

 一方、地域クラブを含めた学校外の活動が、自発的な活動を超え、同じ部活内での温度差を生じさせる存在になる弊害を指摘する声もある。

 ある中学校の団体競技の顧問は…

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