京都)抑留、私も「語り部」に 中高生最多応募 舞鶴

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大久保直樹
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 京都府舞鶴市の舞鶴引揚記念館で、シベリア抑留・引き揚げの史実や展示資料を解説する語り部の養成講座が始まった。引き揚げの開始から75年を迎える今年は、中高生の応募が過去最多の17人にのぼった。戦争を知る世代が年々少なくなる中、関係者は「若い世代の語り部活動への参加は心強い」と歓迎している。

 同館での語り部活動を担うNPO法人「舞鶴・引揚語りの会」が毎年募集しており、2017年に初めて地元の中学生が参加。以降は毎年、中高生が参加している。今回は市内外から34人が応募し、このうち半数の17人が、地元の市立若浦中学校や東舞鶴高校など中高生だった。

 講座初日の2月1日、参加者らが自己紹介し、「抑留者だった祖父に当時の話を聞けなかった」「舞鶴の歴史を知りたい」などと参加した動機を発表。続いてシベリア抑留体験者で語り部の原田二郎さん(95)から、強制収容所での厳しい暮らしぶりを聞いた。

 若浦中のいずれも1年生、丸…

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