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 東日本大震災では今も、2500人余りが行方不明のままだ。家族は遺体が見つかってほしいと願う一方で、どこか死を認めたくない思いもある。そのような「あいまいな喪失」を、人々はどう心に抱えてきたのか。東北学院大の学生たちが研究をした成果が、1冊の本になった。

 社会学を教える金菱清教授(44)のゼミ生が、2年余りをかけて取り組んだ論文集。「震災と行方不明 曖昧(あいまい)な喪失と受容の物語」の題で3月、新曜社から刊行される。25日、同大で学生らによる発表会もあった。

 ゼミ生の一人、4年の新野夢乃さんは、自身の父親が行方不明だ。福島県浪江町請戸地区で、消防団員として住民の避難誘導にあたっていたという。原発事故で全町避難となり、請戸地区はさらに災害危険区域に指定され、もう住むことができない。新野さんは「故郷自体も行方不明になった」ととらえた。

 よりどころは、子どもの時から…

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