民主化要求デモ「アラブの春」で2011年2月に退陣に追い込まれたエジプトのホスニ・ムバラク元大統領が25日、死去した。91歳だった。国営メディアが伝えた。退陣後はデモ隊への発砲を命じたとして終身刑判決を受けたが再審で無罪に。大統領在任中は親米路線を敷き、中東の地域大国としての存在感を示した。

 ムバラク氏は1981年から30年にわたり大統領を務めた。外交面では親米路線を取ったが、国内では非常事態令による強引な統治を進めた。一方で貧富の差の拡大、腐敗の横行などを招いた。

 11年1月にチュニジアで市民デモの末にベンアリ大統領(当時)が退陣。その動きはエジプトにも波及し、庶民らが民主化や生活改善などを求めて大規模なデモを展開した。ムバラク氏はデモ開始から18日目に辞任を表明した。

 ムバラク氏は退陣後、エジプト東部シナイ半島の保養地シャルムエルシェイクに移動し、病院で拘束された。デモ隊に発砲を命じたとして12年6月、殺人罪で終身刑判決を受け、カイロ近郊の刑務所の付属病院に収監された。その後、2度のやり直し裁判を経て17年3月に無罪が確定した。

 この間、ムバラク氏の体調はす…

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