25日のニューヨーク株式市場は、米国でも新型コロナウイルスの感染が拡大しかねないとの警戒感から、主要企業でつくるダウ工業株平均が前日比879・44ドル(3・15%)安い2万7081・36ドルと大幅続落して終えた。前日と合わせた下落幅は1900ドルに達した。資金が米国債に向かったことで米長期金利の低下も進み、史上最低を更新した。
ダウ平均は前日に1031ドルも急落した反動から買い戻し優勢で始まり、一時は前日比188ドル高まで買われた。しかし、世界的な感染拡大への警戒感がくすぶるなか、勢いは持続せず下落に転じた。
米疾病対策センター(CDC)は25日昼、米国内でも新型ウイルスが流行する恐れがあるとして、「状況悪化への備え」を求めた。これを受けてダウ平均の下げ幅はさらに拡大し、一時963ドル安となった。
ダウ平均を構成する30銘柄…

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