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 「栃木県はすべての面でPRが下手っかす」――。25日の県議会本会議の一般質問で板橋一好県議(79)=自民=が県の宣伝戦略を批判した。当選13回の最古参の矛先はイチゴ、米、「とちぎ未来大使」に及んだ。

 生産量で半世紀日本一を誇るイチゴ。「品数が多いのはいいが集中的に売り出せない」と指摘。福岡県の「あまおう」や北海道の夕張メロンのように県が一品種を集中的に売り込むよう提案。「栃木は『とちおとめ』」と訴えた。

 鈴木正人農政部長は「際立つ特徴を持つオリジナル品種が多数ある。これらを広く発信するのが栃木県のイチゴのPRにつながる」と答弁。効果的なPR方法を生産者代表や農業団体と検討すると訴えたが、板橋氏は「消費者がそっくり抜けている」と猛反発。「作った物を売るのではない。売れる物を作るんです。市場調査が先にあって、県がどうするかということ。根本的に間違っている」

 昨秋の大嘗祭(だいじょうさい)で献上された米「とちぎの星」については「いかにも栃木の名前らしいネーミングがどうなのか」と疑義を示した。栃木県の魅力発信を目的に、県が計379人に委嘱する「とちぎ未来大使」に関しても「効果が出ていない」と切り捨てた。コンサルタント会社「ブランド総合研究所」が昨年発表した魅力度ランキングで、栃木県は43位。目標の25位は遠い。(池田拓哉)