アサガオの種1千粒、五輪会場へ贈る 「また会おうね」

斉藤寛子
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 東京五輪パラリンピックの会場を子どもたちが育てたアサガオで彩る「フラワーレーンプロジェクト」に向け、東京都江東区の都立臨海青海特別支援学校の子どもたちが26日、アサガオの種を大会組織委員会に贈った。

 プロジェクトは、競技会場の入り口をアサガオの植木鉢で仕切る取り組み。同校では運用実験に向けて昨年5月に種をまき、花を育てた。この日、小学部1年の26人が収穫した約千粒の種を、同校を訪れた組織委の担当者に手渡した。

 知的障害のある児童たちは当初、種から芽が出て花が咲くことを理解することが難しかったという。しかし、竹内嘉恵教諭によると、水をやり、ツルや葉が少しずつ育っていくと熱心に観察。種ができると一粒残らず拾い、種に手を振って「また2年生で会おうね」と声をかけた児童もいたという。川口真澄校長は「子どもたちは花を育てながらたくさんのことを学ぶことができた」と話した。(斉藤寛子)

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