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 トヨタ自動車グループの労働組合でつくる全トヨタ労働組合連合会(組合員数約35万1千人)は26日、春闘の集中回答を前に開く恒例の代表者集会を今年は中止すると発表した。3月5日に予定していたが、新型コロナウイルス感染拡大の影響を考慮した。

 代表者集会は例年、全トヨタ労連に加盟する100以上の製造系労組の代表者らが愛知県内の研修施設に集まり、各労使の協議の進み具合を共有し、団結を確認する狙いで開かれてきた。昨年は169人が参加した。全トヨタ労連の吉清一博副事務局長は中止の理由について、「新型コロナの問題の一点に尽きる。代表者は全国から集まるため、移動のリスクもある」などと説明した。

 また、トヨタ自動車労働組合(組合員約6万9千人)も26日、毎年3月上旬に開く数千人規模の大集会の中止を決めた。労組幹部がはちまきをし、全員で「ガンバロー」と拳を突き上げる姿は、春闘の風物詩だった。労使の対決色を薄め議論を深める姿勢を示すのが狙いで、新型コロナウイルスの影響は「中止と直接関係はない」(広報担当者)としている。(千葉卓朗)