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 香港政府は26日、2020年度の当初予算案を発表した。新型コロナウイルスの感染拡大などを受け、18歳以上の永住権を持つ住民を対象に、1人あたり1万香港ドル(約14万2千円)を支給するなど生活や経済面の支援強化が柱。「バラマキ」としては過去最大級となる。

 予算案について、林鄭月娥(キャリー・ラム)行政長官は「未曽有の難関に直面するなか、市民に直接、『頑張れ』(というメッセージ)を贈りたい」とする声明を発表した。9月にも予定される選挙を控え、立法会(議会)から現金給付を求める圧力が強まっていた。

 また、昨年から続く反政府デモの抑え込みを強化するためとして、警察予算を前年の当初予算案より約25%増と大幅に増やした。民主派は「今回の予算案の中で最大の勝者は警察だ」として反発を強めている。(香港=益満雄一郎)