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 SNS上の投稿からアイドル活動をする女性の自宅を割り出して襲いかかったとして、強制わいせつ致傷などの罪に問われた無職佐藤響(ひびき)被告(27)の裁判員裁判で、東京地裁は26日、懲役2年6カ月(求刑懲役5年)の判決を言い渡した。

 西野吾一裁判長は「計画的で身勝手な犯行だ。住居や玄関先で突如襲われた被害者の苦痛は相当に大きい」と非難しつつ、実名報道が繰り返されて一定の社会的制裁を受けたことや前科がないことなどを踏まえて減刑した。

 判決によると、被告は多額の金を費やして応援していた女性から冷たい対応をされるようになり、自暴自棄になって犯行を計画。昨年9月1日午後10時50分ごろ、東京都江戸川区のマンションに帰宅した20代女性の口元を後ろからふさぎ、玄関内に押し倒して尻付近を触り、転倒で顔にあざを負わせるなどした。

 被告は女性がツイッターに投稿した顔写真の瞳に映る光景などから自宅の最寄り駅を特定。マンションまで尾行し、女性がライブ動画を配信中にインターホンを押して反応を確認し、部屋番号も割り出していた。(阿部峻介)