[PR]

 2018年8月に群馬県の防災ヘリコプターが県内の山中に墜落し、乗っていた9人全員が死亡した事故で、国の運輸安全委員会は27日、調査報告書を公表した。機長が雲の中で飛行を続けたため、平衡感覚を失う「空間識失調」の状態になり、適切な操縦ができずに墜落した可能性が高いとした。

 ヘリは18年8月10日午前9時14分ごろに前橋市のヘリポートを離陸し、登山道の視察に向かった。操縦士は機長1人だった。報告書では、乗員2人のヘルメットについたビデオカメラの映像やGPSの航跡から、飛行状況を推定した。

 それによると、ヘリは午前9時41分すぎから登山道沿いを北上。雲をよけるために高度を上げ下げしたため、航空法が定める最低安全高度(地表から150メートル)以下を飛ぶこともあった。同58分すぎからは雲で地表が確認できないほど視界が悪くなったため、同59分すぎには低速で右に旋回し、元の方向に戻った。運輸安全委によると、この時に「了解」という機長の声が録音されていたことなどから、飛行計画の中止を判断した可能性がある。

 その約1分後には視界不良のまま再び右旋回を開始。その後、時速約30キロからスピードを上げて左旋回と降下を始め、約24秒後に機体を左に傾けたまま時速約250キロで山中に墜落した。

 運輸安全委によると、加速しな…

有料会員限定記事こちらは有料会員限定記事です。

有料会員限定記事こちらは有料会員限定記事です。

有料会員限定記事こちらは有料会員限定記事です。

有料会員限定記事こちらは有料会員限定記事です。

無料会員の方に有料会員限定記事を無料公開しています。 ※一部記事を除く

無料会員に登録いただくと続きをお読みいただけます。すでに無料会員の方はログインして続きをお読みください。

無料会員の方に有料会員限定記事を無料公開しています。 ※一部記事を除く