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 イタリアで感染が拡大している新型コロナウイルスが、欧州の周辺国にも広がり始めている。大方の国々で出入国審査や検疫なしで国境を越えられる欧州では大きな脅威だ。イタリアの周辺国は25日、国境を閉鎖しないことで合意したが、個別に対策を取っている。

 イタリア北部で21日に発覚した集団感染は拡大を続け、26日現在で死者は12人に上り、感染者数は300人を超えた。感染は周囲にも広がり、25日、オーストリアで2人、スイスで1人、クロアチアで1人の感染が初めて確認された。26日には地中海を隔てたギリシャでも、初めて1人の感染が分かった。

 イタリアと、フランスやオーストリアなど周辺の6カ国の保健相は25日、ローマで対応を協議。会議後の記者会見でスペランツァ伊保健相は「国境を閉ざすことは不適切で誤り、との判断で一致した」と述べた。

 欧州連合(EU)の閣僚にあたるキリアキデス欧州委員(保健担当)は26日、周辺国のこうした対応を評価。「加盟国は別個の対応をとるべきではない。EUは域内での感染拡大に向き合う準備ができており、懸念される状況だがパニックではない」と強調した。

 欧州の大部分の国は、原則として国境での審査なしに移動できる「シェンゲン協定」に加盟している。同協定は、EUの「人やモノの移動の自由」を裏打ちする基本理念と言える。

 しかし、フランス国鉄は、パリ…

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