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 体の不自由な議員や傍聴者のため、国会内の改修を進める参院バリアフリー化推進プロジェクトチーム(座長=大家敏志、斎藤嘉隆両参院議員)のメンバーらが27日、改修予定の参院本会議場や国会中央玄関、参院側玄関などを車いすに乗って視察した。議員らは通路の狭さや勾配のきつさを自ら体感し、気づいた点を設計に生かすという。

 参院では昨年7月の参院選で、重度障害のある木村英子、舩後(ふなご)靖彦両氏(いずれもれいわ新選組)や、車いすを使う横沢高徳氏(国民民主党)が当選。段差がある本会議場や国会玄関などのバリアフリー化が課題となってきた。

 今年1月に成立した2019年度補正予算には、参院内の車いす用昇降機、本会議場の演壇へのスロープ設置など14項目の改修のため、約9億5千万円の費用が盛り込まれた。6月から工事を始め、新年度中に主な改修を終える計画だという。

 この日は与野党8人の参院議員が、5台の車いすに交互に乗り国会内を周回した。議員からは「本会議場の通路が思ったよりも狭い」などの声が上がった。視察後、初めて車いすに乗ったという大家氏は「実際に乗ってみて勾配の急さがわかった。設計に反映させたい」と語った。(鬼原民幸)