新型コロナウイルスの感染拡大が止まらない。発生源の中国が団体旅行を禁止して27日で1カ月。成田空港や周辺のホテル、千葉県内の観光地などへの影響は深刻さを増す。外国人客の激減に加え、国内に広がる「自粛ムード」で、先行きへの不安はさらに募る。
「今はもう、耐えるしかない」。成田国際空港会社(NAA)の田村明比古社長は、27日の記者会見でそう繰り返した。
1月の国際線発着回数は前年を6・4%上回り、過去最高となったが、2月は一転し、22日までで前年を5・7%下回った。中国線(台湾・香港・マカオを除く)に限ると、1月は前年比44・3%の大幅増だったが、2月は23・1%減。2月の出国旅客数は前年比17・8%減で、中国線では66・5%減と、ほぼ3分の1に落ち込んだ。空港内の飲食、物販、免税各店の2月の総売上高は、前年の64%にとどまっているという。
田村社長は「経営的に非常な打撃。この事態がある程度長い期間続くことも、覚悟しておかなくてはならない」と述べた。
年間約200万人が宿泊する成田市。市によると、約4割が中国人客だ。団体客が多かったホテルのロビーは閑散としている。
「2月に入ってキャンセルが相…
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