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 「勇一郎のやっていることは間違っていると思った」。千葉県野田市の小学4年、栗原心愛(みあ)さん(当時10)が虐待死したとされる事件の裁判員裁判が27日、千葉地裁であった。傷害致死などの罪に問われた父親の勇一郎被告(42)の妻で、心愛さんの母親(33)が証言台に立ち、虐待とされる行為を「しつけ」と主張していた被告の考えを否定した。

亡くなる直前「足がとても冷たい」

 証人として出廷した母親は、心愛さんが亡くなる直前の様子について詳細を語った。

 「心愛が動かない。息をしていない」

 心愛さんの遺体が発見された昨年1月24日夜。浴室から「ドン」という音が1、2回聞こえた後、被告に呼ばれて母親が浴室に向かうと、心愛さんが肌着がぬれた状態で倒れていた。足に触れると「とても冷たかった」。この時、被告は心愛さんの体に湯をかけていたとしたうえで、当時の様子などから「勇一郎が水をかけたと思った」と語った。

 弁護側は冒頭陳述で、被告は心愛さんが暴れていたのを落ち着かせようとシャワーをかけた、と主張している。これに対し、母親はこの日の証人尋問で、心愛さんは「疲れていて元気がなく、暴れられない状態だったと思う」と話した。

 心愛さんが飢餓状態に陥った経緯についても言及した。検察側は冒頭陳述で被告が母親に指示したうえで食事を与えなかったと主張しているが、母親は被告から直接的な指示はなかったとした。

 一方、検察官から心愛さんに食事を作らなかった理由を尋ねられると、「夕食を作ろうとすると勇一郎に止められるから」とし、食事を与えることが出来なかったと述べた。また被告から「まさか心愛にご飯食べさせてないよね?」と問われたとも説明。弁護側が初公判で「寝室で寝ていたため(食事をしたかどうか)認識はない」と主張した内容と食い違った。(今泉奏、福冨旅史)

「被告の監視や束縛、強くて」

 「ずるい人間になってほしくない」「しつけだ」

 母親の証言によると、心愛さんを長時間立たせるなどの行為を繰り返す理由を尋ねる母親に、被告はこう返したという。

 裁判官から「あなたも納得する…

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