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 子どもたちに新型コロナウイルスを理解してもらおうと、藤田医科大病院(愛知県豊明市)の感染症科が、小学生向けの解説資料「コロナウイルスってなんだろう?」をつくった。家族みんなで感染拡大を防いでほしいという思いを込めたという。

 資料は12ページで、絵本のようにカラフルに仕立てた。同科のウェブサイト(http://www.fujita-hu.ac.jp/~microb/index.html別ウインドウで開きます)からダウンロードできる。ウイルスが感染する仕組みや、高齢者や基礎疾患を持つ人がかかると重症になる恐れがあることなどを説明。感染を広げないよう、手洗いやせきエチケット、風邪をひいたら家で休むといった対策を紹介している。

 藤田医大は開院前の岡崎医療センター(愛知県岡崎市)で、大型クルーズ船ダイヤモンド・プリンセス号の乗客らのうち、無症状だがウイルス検査で陽性が確認された人たちを受け入れている。感染症科の土井洋平教授によると、岡崎市教育委員会から「小学生でもわかるような教材がほしい」と要望を受けたという。地元向けに作った資料だが、「より広く使ってもらいたいので公開した」と話す。

 製作した桜井亜樹助教は「『手を洗いましょう』だけでなく、なぜそれが必要なのかを伝えようと思った。小学生も納得すればやってくれるはず」。自身も小学2年と5年の子どもの母親で、できあがった資料を子どもたちに見てもらって意見を聞いた。漢字にルビを振る案が出たが、修正する時間がなく、そのままになったという。資料には「監修 小学生」と記載してある。

 桜井さんは「感染の広がりを止めるには、一人ひとりの対応が重要になる。子どもたちが対策をすれば、大人にも伝わると期待したい」と話している。(木村俊介)