私がネトフリを拒んだわけ 仏映画プロデューサー語る

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藤えりか
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 ネットフリックスを始めとする動画配信サービスは、ネットで同時に世界の観客に届けられるとあって、今や著名人から若手監督まで集まる映画製作・配給会社だ。だが28日公開の映画「レ・ミゼラブル」のフランス人プロデューサーは、「無名監督の作品こそ既存の配給会社で」と、ネットフリックスの買い付け申し出を断った。アンチ動画配信派が多いフランスだから?……ではなく、そこには売り出し側の意外な狙いがあった。

カンヌで買い手殺到

 フランスのプロデューサー、トゥフィク・アヤディさん(38)は約5年前、相棒のクリストフ・バラルさん(39)とユーチューブで短編ドキュメンタリーを見て、質の高さに目を見張った。フェイスブックで連絡を取って会った監督のラジ・リさん(39)が長編未経験と知ってさらに驚き、「脚本も配役も全てお任せ」の短編製作に資金を出した。その長編版として完成したのが、現代フランスを描いた「レ・ミゼラブル」。西アフリカ・マリからの移民を両親に持つリさんが育ったパリ郊外の貧困地区モンフェルメイユが舞台だ。

 暴動などの描写に難色を示し…

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