拡大する写真・図版全日本ボクシング選手権大会フライ級で判定の末に優勝を決め、ひざから崩れ落ちる田中亮明=2019年11月24日、鹿児島県阿久根市、本人提供

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 「チャンピオンに輝いたのは、たなかー、りょーめーい」

 昨年11月の全日本ボクシング選手権大会のフライ級(52キロ)決勝。勝者として右手を掲げられると、田中亮明(26)はリングに両ひざから崩れ落ちた。判定3―2で薄氷の勝利。各階級1人に与えられる五輪への挑戦権を再び得た瞬間だった。

 4年前、田中はリオ五輪の最有力候補だった。2015年の全日本で優勝。五輪テスト大会も制し、アジア・オセアニア地区の五輪予選へ。あと1人に勝利すれば五輪確定という試合で判定で敗れた。相手のシャホビディン・ゾイロフ(ウズベキスタン)はリオ五輪で金メダルを獲得した。

拡大する写真・図版全日本ボクシング選手権大会フライ級決勝で試合終了直後の田中亮明(写真奥、青コーナー選手)=2019年11月24日、鹿児島県阿久根市、本人提供

 たなか・りょうめい 1993年10月生まれ、岐阜県多治見市出身。中京高(現中京学院大中京高)、駒沢大。現在は母校・中京学院大中京高教員。公式戦の通算成績は107勝(35KO)、24敗。170センチ、52キロ。

「怪物」に逃げずに挑んだ高校時代

 小学校では空手を習ったが体が小さく、負けてばかりだった。突きの技術を学ぼうと始めたのがボクシング。同じ体格で戦えば勝てたことから夢中になった。次第に頭角を現したが、高校で大きな壁にぶつかる。同学年で同階級にいた井上尚弥の存在だ。

拡大する写真・図版シャドーボクシングをする田中亮明=2020年2月17日午後、東京都世田谷区の駒沢大学玉川キャンパス、佐々木洋輔撮影

 昨年、バンタム級ワールド・ボ…

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