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 病児らの学習支援に貸し出していた分身ロボット「OriHime(オリヒメ)」について、米子市の「コラボレーション・コンサルティング合同会社」は一般向けの貸し出しを3月2日から始める。新型コロナウイルスの感染拡大防止のために在宅勤務する人などを支援する取り組み。山陰を中心に中四国で展開していく。

 同社はオリヒメを開発したオリィ研究所(東京)の代理店で、病気や障害などで外出しにくい人向けにオリヒメを貸し出している。

 新型コロナウイルスの感染拡大を受け、これまでに安倍晋三首相はスポーツ・文化イベントの開催自粛や、小中高校などについて休校を要請した。同社では今後、自宅で子どもを世話するために在宅勤務をせざるをえない人や、公共交通機関での移動を避けてテレワークをしたい会社員らが増えると見越した。会社にオリヒメを置いて自宅でiPadを用いて遠隔操作することで会議や打ち合わせに参加したり、接客をしたりできると想定し貸し出しを開始する。

 オリヒメは、高さ23センチ。カメラとマイク、スピーカーを備える。テレビ電話と異なり、顔や家の中がうつりこまないため、勤務期間中の常時接続に抵抗感が少ない。また、左右の腕を動かして拍手や挙手などのジェスチャーができるといった利点がある。一方、インターネット接続や初期設定がはじめての利用者には、利用を開始するまでの準備に手間がかかるため、自宅でオリヒメを使えるようになるまでを同社がサポートする。必要な場合は会社にオリヒメを設置する。貸出料金は1カ月数万円程度になるよう調整中。問い合わせは同社(0859・21・3424)へ。(長崎緑子)