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 経済産業省が31日に発表した2月の鉱工業生産指数(2015年=100、季節調整済み)の速報値は100・2で、前月を0・4%上回った。上昇は3カ月連続だが、上げ幅は事前の予想を大きく下回った。新型コロナウイルスの感染拡大で、中国からの部品供給が滞った影響が出た。基調判断は「生産は一進一退ながら弱含み」を維持した。

 全15業種中、7業種で低下した。乗用車やトラックを含む「自動車工業」などで、国内外で生産の停止や抑制を迫られた影響が大きく出た。

 主要企業に聞いた先行き予測は、3月は新型コロナの影響で大幅低下ながら、4月は大幅上昇を見込む。ただ、海外への渡航や外出の自粛など直近の動向は織り込まれておらず、経産省の担当者は「予測より下ぶれする可能性を考慮する必要がある」と話す。