【動画】国境を挟んで語り合うドイツ人男性とデンマーク人女性
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 新型コロナウイルスの感染拡大で国境が閉じられ、行き来ができなくなったドイツ人男性(89)とデンマーク人女性(85)が、毎日のように境界線で会っている。2人は「私たちの愛に国境は無い」と話す。独DPA通信などが伝えた。

 国境を挟んでドイツ側に住むカルステン・ハンゼンさんと、デンマーク側に住むインガ・ラスムセンさんが交際を始めたのは、2年前から。今年3月半ば、ウイルスの感染拡大を防ぐため、仕事や物流貨物などを除いて両国国境の行き来ができなくなった。

 そこで、ハンゼンさんは電動自転車で、ラスムセンさんは自動車で国境まで来て毎日のように会うようになった。赤と白に塗られた仕切りを挟み、自宅から持ってきた椅子に座る。一定の距離を保ちながら、コーヒーやお酒、お菓子などを境界上のコンクリートの上に並べて話をしている。

 いつ制限が解除されるかは、まだ分からない。ラスムセンさんは「またハグできる日が楽しみ」。2人は早く一緒に旅行に行きたいと話しているという。(ベルリン=野島淳)