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 学生が感染源になってはならない――。新型コロナウイルスの感染が広がるのを防ごうと、多くの大学が入学式を中止したり、入学手続きを簡素化したりするなどの対応に追われている。この春に開学を控えていた新設大学も、開学式が中止に追い込まれた。

 「新入生学生証交付について、(中略)大変急ではありますが、中止します」

 明治大は30日、大学ホームページ(HP)でそう発表した。約7千人の新入生に対し、4月1日から大学構内で学生証を手渡す予定だったが、首都圏での新型コロナウイルスの感染拡大を受けて再考。入学手続き書類に書かれた住所に簡易書留で送る方法に切り替えた。すべて手作業で行うという。担当者は「人が集まる場を作らないことが大事。学生が来なくてもいいようにした」。

 お茶の水女子大は30日、室伏きみ子学長名で学生へのメッセージを公表。「外出から帰った際の手洗いは家族への感染を予防するためには必須ですので、確実に行って家族を死から守ってください」。無症状だったり症状が軽かったりする若者が感染を広げる可能性に触れ、「細心の注意を払ってください」と念を押した。

 入学式を中止し、新年度の授業開始を5月11日まで繰り下げた早稲田大。多くの授業を、オンラインによる遠隔で実施しようと準備を進める。

 そんな中、卒業生が深夜の駅前で騒ぐ姿が報じられた。これを受けて3月27日、大学HPと学生へのメールで、「学生諸君に自覚ある行動を求む」とする田中愛治総長のメッセージを出した。「騒ぎに参加した学生には猛省を促したい」「自覚ある行動を改めて求める」と訴えた。都内に2カ所ある学生寮に住む寮生に対しては、実家などに帰省した場合、極力とどまるよう呼びかけた。

 慶応義塾大も27日、HPと学生へのメールで「『感染しない』『感染させない』を強く意識して、一人ひとりが塾生として高い自覚と責任をもって対応してください」と改めて要請。学生団体の活動自粛や、キャンパスや周辺での集会回避などを求めている。

 国立大学協会の永田恭介会長(筑波大学長)は3月上旬、全国の学生に対し、「若者は感染していても症状が出ず、他者に感染させる可能性も十分にあることを自覚してください」として遠出や帰省の自粛を求めた。

■学生ら「早くキャンパスライフ…

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