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 河井案里参院議員(自民、広島選挙区)が初当選した昨年7月の参院選をめぐり、広島県大竹市の入山欣郎(よしろう)市長が31日、広島地検から任意で事情聴取を受けたと明らかにした。地検は票のとりまとめを依頼する目的で金銭の授受があったかどうかについて聴取した模様だが、入山市長は取材に、陣営からの金銭の受領はなかったと否定した。

 入山市長によると、事情聴取を受けたのは28日。同日朝に電話で連絡を受け、4~5時間にわたり事情を聴かれたという。過去3年分の自身の手帳と、携帯電話の任意提出にも応じたとしている。地検の聴取内容については、「ノーコメント」として明らかにしなかったが、案里氏や夫で前法相の克行衆院議員(広島3区)側から現金を受け取ったかという質問には、「絶対にない」と断言した。

 広島地検は3月下旬から、複数の広島県議や広島市議、後援会幹部らを聴取。一部は取材に対し現金を受け取ったと証言している。同地検は、河井夫妻側から現金の授受があったかどうかを調べるとともに、票のとりまとめを依頼する目的があったかどうか、その趣旨について捜査を進めているとみられる。

 昨夏の参院選をめぐっては、案里氏の公設秘書、立道(たてみち)浩被告(54)と、克行氏の政策秘書の高谷真介被告(43)が公職選挙法違反(買収)罪で起訴されている。