拡大する写真・図版青森県立中央病院の入り口に貼り出された紙(画像を一部加工しています)=2019年11月19日午後2時33分、青森市東造道2丁目、板倉大地撮影

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 青森県立中央病院(青森市)の1階出入り口に、市内に住むある男性の名前と住所を大きく記して「立ち入りを禁止する」と書き添えた紙が貼り出されている。多くの人の目にふれるところに個人情報を掲示され続けるのは、なぜなのか。

 病院によると、紙が貼り出されたのは2016年12月。日々多くの患者が出入りする3カ所の出入り口のガラスに1枚ずつ、病院長名で「立ち入りを禁止する」と書いたA3サイズの紙が、顔の高さくらいの目立つ位置に貼り出されている。

 貼り紙で名指しされた男性は16年10月、病院で暴言を吐いて騒いだとして威力業務妨害容疑で逮捕され、同年12月に懲役1年執行猶予3年の有罪判決を受けた。判決によると、院内で「くそやろう」「一体どういう治療をしたんだ」などと騒ぎ、病院の業務を妨げたという。

 貼り紙の理由について、病院の総務担当者は「来てくれるなという病院としての意思表示だ」と話す。男性は長く通院していた患者だったといい、職員たちは男性の暴言に何年も耐えてきたという。「職員はおびえている。個人情報の問題はあるが、他の方法は思いつかない」

 貼り紙の住所を訪ねてみると、70代の男性が一人暮らしをしていた。

 判決を受けて以来、一度も病院を訪れていないが、貼り紙のことは病院に通う友人から聞いて知っているという。

 「これでは極悪人のようだ。ひどすぎる」と男性は憤る。友人には抗議に行くように勧められるというが、「またトラブルになって逮捕されるかもしれない。はがしてほしいが、どうしようもない」と話した。

 インターネット上のSNSには…

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