上皇ご夫妻が31日、転居準備のために滞在していた御料牧場(栃木県高根沢町)から、当面の住まいとなる仙洞仮御所(東京都港区)に移った。約1年半後には、今後改修する赤坂御用地内の赤坂御所に再び転居する。

 ご夫妻はこの日夕、仙洞仮御所に車で到着。マスクを着け、沿道の人たちに手を振った。

 宮内庁によると、仮御所の庭には、上皇ご夫妻とゆかりの深いハマギクやバラが移植された。ハマギクは、東日本大震災で被災した岩手県大槌町のホテルから贈られた種を育てたもの。バラには美智子さまが皇太子妃時代に英国から贈られた品種「プリンセス・ミチコ」が含まれている。

 皇居内では、天皇ご一家の新たな住まいとなる御所の改修が今後進められる。(長谷文)