拡大する写真・図版新球場の内部。センター方向は高さ約70メートル、幅約180メートルのガラス壁で開放感が広がる=いずれも日本ハムファィターズ提供のイメージ図

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 札幌ドームに代わるプロ野球・北海道日本ハムファイターズの新球場「エスコンフィールドHOKKAIDO」の建設が北海道北広島市で始まる。2023年3月開業予定で、将来的には周辺にホテルや商業施設なども備え、単なる球場にとどまらないボールパーク(BP)が生まれる。野球日本代表「侍ジャパン」の稲葉篤紀監督も「現役選手としてプレーをしてみたかった」と語る。一体、どんな施設なのだろうか。

「選手ファースト」 寒さに負けない天然芝

 球団が東京から札幌ドームに本拠地を移したのは04年のことだ。それまで北海道のプロ野球といえば、巨人の夏の遠征シリーズにほぼ限られていた。北海道を本拠地とする球団の誕生は、札幌市民の間に「仕事や学校の帰りにプロ野球観戦する」という新しい生活スタイルを定着させた。

 これに対し、球団がめざすのは「世界にまだ見ぬ球場」だ。「新しい野球観戦の楽しみ方を提案する」施設になるという。

拡大する写真・図版球場から伸びるジップライン。左下に「キッズフィールド」、右下には池が見える

 新球場は、鉄筋コンクリート一部鉄骨造りで地下1階地上4階建て。約3万5千人を収容する。国内の野球場としては初の切り妻屋根を採用。雪国の住宅に見られる三角屋根がセンターからホームプレート側に約160メートルスライドし、25分で開閉する。センター方向にそびえる高さ約70メートル、幅180メートルのガラス壁が圧倒的な開放感を生み出す。

 フィールドは、プレーする選手に負担の少ない天然芝。米大リーグでは30球団のほとんどが天然芝を採用しているのに対し、国内は維持、管理やコストの面から負担が大きくまだ少数派だ。さらに、積雪寒冷地に最適な天然芝の開発のため、設計・施工にあたるゼネコン大手の大林組が3年がかりで現地で育成試験を続けている。

拡大する写真・図版レストランや温泉、ホテルが完備される「レフト・ビルディング」

 左翼席に設けられる「レフト・ビルディング」。5層建てで2層に和洋中のレストランや飲食店、3層には約500平方メートルの多目的スペース、4層には温浴施設がある。地下約1千メートルから温泉をくみ上げ、湯船につかりながら観戦できる。「世界でもここだけの施設」と球団担当者。最上層にはホテルが入り客室約20室を収容。いずれの施設も試合がなくても年間を通じて利用ができる。

 通常、ダッグアウト裏やファウ…

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