男性が家事や育児にあてる時間は女性の5分の1以下にとどまっている。育休の取得率も政府目標の13%には遠く及ばない。取得した先の「質」も問われている。
3歳と1歳の子どもを育てながら、東京都内の大手企業で働く男性(31)は、これまでに約1週間の育休を2度取得した。どちらも出産で里帰りした妻が自宅に戻り、新たに家族で生活をスタートする時期だった。
育休中は「今後、妻が留守にしても一人で育児ができるようにしたい」と、寝かしつけやオムツ替えなど、24時間続く育児に取り組んだ。仕事に復帰後も、子どもの入浴に間に合うように定時で仕事を終えたり、残業する時は妻が寝かしつける時間を避けて帰宅したり、働き方にメリハリをつけている。
ただ、妻からは「全然楽にな…