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 富山湾に春を知らせるホタルイカ漁が1日、解禁された。

 滑川春網定置漁業組合(富山県滑川市)では午前4時から、漁業者55人が乗った大小の漁船計6隻が出漁。滑川漁港(同市高塚)の沖約1~2キロに仕掛けた定置網を引き揚げた。細かい雨が降り続き、波も高かったが、計約365キロの水揚げ。「大漁」の声があがった。

 解禁日の水揚げとしては昨年の1・5キロから大幅に増えた。浜値の相場は昨年の1キロ9千円~に対し、3千円~と、大きく下がった。漁港でのセリの後、水産加工業者らがトロ箱いっぱいのホタルイカを運び出した。

 同組合の水橋一仁・副組合長(58)は「近年にない豊漁」と笑顔。小ぶりの個体が多く、今後も安定した水揚げが見込めるとして「コロナウイルスの影響で観光客も少ないが、安価なうちに味わってほしい」。水揚げは4月ごろまでにピークを迎え、6月ごろまで続く。(田添聖史)