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 奈良市朱雀2丁目の平城高校で1日、卒業式があった。新型コロナウイルスの感染予防のため、在校生不在で、卒業生とその保護者、教職員が出席。思い出の写真に歌をつけたビデオレターを在校生が用意し、会場の体育館で上映した。

 金子博和教頭によると、先月27日に県教育委員会の通知を受け、在校生不在の卒業式を決定。保護者には一斉メールで、当日の健康観察を十分に行うこと、できるだけマスクを着用することなどをお願いした。

 会場の出入り口にはアルコール消毒が設置された。卒業生をマスク姿の保護者と教職員が拍手で出迎えた。在校生代表の送辞は事前に録画したものが流された。森田好博校長は取材に「オール平城で、急きょの変更にもよく応えてくれました」と語った。

 卒業生代表の答辞を述べた生徒会長の橘麗地(たちばなれいち)さん(3年)は「ビデオレターから気持ちが伝わりました」。平城は県立高校再編計画で2022年に閉校予定。「卒業してもつながりはなくならないと前向きにとらえていきたいです」と話していた。(竹中美貴)