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現場へ!認知症当事者はいま①

 仙台市泉区の「いずみの杜(もり)診療所」。一見、地味な木造2階建ての奥の階段をあがると、おしゃべりが聞こえてきた。

 ここで「ピアサポーター」として働く認知症の丹野智文(ともふみ)さん(46)や星照子さん(76)たち当事者8人の交流会が始まっていた。

拡大する写真・図版丹野智文さん(左)と星照子さん。「最初は泣いてた人が、笑顔になってくれるのがうれしいよね」。失敗談も笑って話す=仙台市の「いずみの杜診療所」、中井征勝撮影

 ピアとは英語で「仲間」のこと。ピアサポーターは、認知症と診断されてどん底を経験した人が仲間として、診断直後や通院する人とざっくばらんに話したり、相談にのったりする。認知症に「なったからこそ」できる仕事だ。

 認知症はかつて「痴呆(ちほう)」とよばれ、「何もわからなくなる」「暴力や妄想で大変」と、医療や介護をする側の視点で語られてきた。だが20年ほど前から、本人が自ら思いを語り始め、2014年にはケアの「対象」から人生の「主人公」へ、をめざして、本人たちによる初の当事者団体が発足。政策を提言し、社会や地域、医療・ケアの現場を大きく変え始めた。

 最先端の現場、仙台を訪ねた。

 診断から6年が過ぎた丹野さん…

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