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 中国国家発展改革委員会は2日、中国のマスク生産能力が2月末までに1日あたり1.1億枚に達したと発表した。新型コロナウイルスの拡大を防ぐため、異業種にマスクをつくるよう促す当局の政策を背景に、生産能力は1カ月で5.2倍となった。多くの企業が生産を始めた結果、品切れが続いたネット通販でもマスクが販売され始めた。

 中国当局は防疫製品の生産に参入した企業に補助金を出すことにしている。中国メディアによると、今年に入って防疫製品を経営範囲に加えた企業は1万社に上るという。自動車メーカーの上海GM五菱自動車やBYDも生産を始めて病院に寄付している。国有エネルギー大手の中国石油天然ガス集団は3月に日産150万枚を見込めるという。空母をつくる国有企業の中国船舶集団は3月中旬にマスク製造機を140台出荷する予定だ。中国では湖北省を除いて感染者が増えなくなりつつあり、政府は感染者が増える外国に防疫用品を送り始めた。日本にはマスク10万枚と5千着の防護服を送る。韓国・大邱市にはマスクを2万5千枚、イランにも25万枚を送った。(北京=福田直之)