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 米大統領選に向けた民主党候補者の指名争いは3日、全米14州で同時に予備選が行われる「スーパーチューズデー」で天王山を迎える。中でも注目は、全米で人口最多のカリフォルニア州と2番目のテキサス州だ。それぞれ民主党、共和党の牙城(がじょう)だが、変化も見える。

民主の牙城カリフォルニア、各候補注力

 「カリフォルニアの予備選で起きることは大変に重要だ。なぜならあなた方は国内で最大の州だからだ」

 バーニー・サンダース上院議員(78)は2月21日、カリフォルニア州南部のサンタアナの集会で声を張り上げた。

 民間の推計によると、サンタアナは33万人の人口のうち、半数近くが外国生まれ。それだけに、トランプ政権の移民政策への反発は強い。サンダース氏が「大統領になったら、その初日に、人種差別的な移民政策を無効にする」と訴えると、大きな歓声が上がった。サンダース氏は3月1日にも同州サンノゼ市での集会で「包括的な移民制度改革を実現する」とぶち上げ、喝采を浴びた。

 同州は全体でみても移民の割合が28%と、全米平均の14%の約2倍だ。地元警察による、入管当局への協力を制限する「サンクチュアリ(聖域)法」を定めている都市が各地にあり、トランプ政権が成立した2017年には、同様の州法も全米で初めて成立した。

 気候変動対策などでもトランプ政権との対決色を強める同州は、民主党の牙城(がじょう)。大統領選は1992年以来、必ず民主党の候補が勝利をしており、4年前は民主党のクリントン氏がトランプ氏に約30ポイントの差をつけた。勝敗が最初から決まっているとして、本選ではどちらの候補もほとんど遊説をしない。

 しかし、候補者指名では事情が異なる。民主党の候補となるためには、各州などに割り当てられた3979人の代議員の過半数を得なければならないが、約4千万人と全米最大の人口を誇る同州は415人と、全体の1割以上を占める。

教育費高騰、深刻な格差、人口構成の変化…巨大2州の有権者は、誰を候補者に選ぶのか。実情を探る。

 有権者も、その点を意識してい…

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